【個別株投資】タイミーが大幅下落!上場初の決算内容が期待に届かず

投資

 

こんにちは、だいちゃそ(@daichiblog▶️プロフィールはこちら)です。

今回は、個別株投資の考察としてタイミー【215A】を取り上げます。

 

上場後初の決算発表で大幅下落

タイミーは、単発・短時間のスキマバイトサービスを提供する「Timee」を運営する会社です。
2017年8月の設立され、2024年7月に注目のIPOとして東京グロース市場に上場しました。

Timeeは、履歴書や面接は不要で、即日給与をもらうことも可能で、ここ数年業績を急成長させている人気のサービスです。

大幅成長が期待されているタイミーですが、9月12日の上場後初の第3Qの決算発表を受けて、翌13日(金)の取引で346円安(-17.48%)の大幅下落となりました。

Screenshot

ニーズは間違いなくある

私が大学生の頃(約20年前)は、日雇い派遣のバイトが流行っていました。
ライブ会場の設営、引越し、工場での作業などで1日アルバイトをして、その日に手渡しで給料をもらえることも。
企業としても、1日使える労働力が欲しいという需要があり、若い大学生の間で流行っていたように思います。

でも、手続的には企業の事務所に行って書類のやり取りや給与の受け取りをしに行かなければなりませんでした。

しかし、Timeeであればそうした面倒くさい手続きは不要で、スマホ一つで全てが完結し、全国展開され、登録事業者が増えて幅広い業種の求人があることが強みと考えられます。

スポットで人が足りないお店と、スポットで働きたい人をつなげる「Timee」は、情報速度が速くなってお店と人をつなげることが簡単になったからこそ出てきたサービスと言えます。

 

業績は順調に伸びているが…

Screenshot

決算説明資料を資料を見ると、売上と営業利益は順調に推移しています。

しかし、通期予想経常損益36億2300万円に対し、第3四半期までの進捗率が68.2%となっており、投資家に嫌気されたことが下落の要因となっています。

Screenshot

こちらの資料を見ても、伸びりつがやや鈍化しているようにも感じられます。
まだまだ成長中であるのは間違いないので、これからも続伸はしていくはずですが、伸び率と投資家の期待がどれくらいなのかを考えて、株価が高すぎないか、今後の株価がどうなっていくのかを考えていかないといけません。

 

競合優位性はあるのか?

「スキマバイト」で検索をかけると、色々と競合企業があることがわかります。
パーソルHD【2181】の「シェアフル
リクルートHD【6098】の「エリクラ
メルカリ【4385】の「メルカリハロ
ネクストレベル

人材派遣大手のパーソルやリクルートも参入し、今やインフラになったとも言えるメルカリも同じサービスの提供をスタートしました。

こうして大手が参入してくると、値下げ競争により利益が減少する懸念や、ニッチな市場をターゲットにせざるを得なくなる可能性も考えておかないといけません。

もちろん、タイミーには先行者利益(市場に一番最初に参入した利益)があるので、スキマバイトといえば「Timee」というイメージが形成されているのは間違いないでしょう。
そのため、いますぐに何がどうなるというものではありませんが、大手が参入しやすい業態というのはこうした懸念が常にあります。

 

ではまたっ

※この記事は、私個人の見解を示すものに過ぎません。株式投資は、様々なリスクを正しく認識した上で、あなた自身の判断と責任に基づいて行なってください。

 

関連記事です。

タイトルとURLをコピーしました
//ピンタレスト