こんにちは、だいちゃそ(@daichiblog▶️プロフィールはこちら)です。
・PFFとPFFDのどちらに投資すべきか
高配当ETFといえば、VYM・HDV・SPYDが有名ですが、PFFとPFFDにも興味がでてきますよね。
今回は、米国の優先株に投資できる高利回りETFである、PFFとPFFDについて違いや比較をしていきます。
高利回りのETFだからちゃんと理解しないとね!
優先株とは
優先株(Preferred Stock)とは、配当や余剰金を優先的に受け取れる株式ことをいいます。
わたしたちが市場で取引する「普通株」とは区別され、議決権が制限されたり、一般の株式市場では取引されないなどの特徴があり、債券に近い性質があります。
優先株は市場取引になじまないため、キャピタルゲイン(値上がり益)は狙いにくく、インカムゲイン(分配金)を狙っていくことになります。
高利回りのインカムゲインが欲しい人は、この優先株式を運用対象にしたETF(上場投資信託)であるPFFとPFFDが投資対象となります。
PFFとPFFDの概要・比較
それぞれのETFの概要は次のとおりです。
PFF | PFFD | |
商品名 | iシェアーズ 優先株式&インカム証券ETF(iShares Preferred and Income Securities ETF) | グローバルエックス米国優先証券ETF(Global X U.S. Preferred ETF) |
運用会社 | ブラックロック社 | グローバルエックス社 |
経費率 | 0.46% | 0.23% |
分配金利回り | 6.97% | 6.65% |
分配月 | 毎月 | 毎月 |
設定日 | 2007/03/26 | 2017/09/13 |
PFFDの方が設定日が最近のため、実績が少ないのがネックですが、経費率は安くなっています。
分配金の利回りは直近では高くなっていますが、どちらも5〜7%と高利回りのETFです。
PFFのチャート、利回りの推移
PFFのチャートをみると、価格は30ドルから40ドルの間で推移しています。
2020年のコロナショック時は25ドル付近まで下がっていますが、そのあとは上昇し、2023年8月現在は30ドル前後で推移しています。
一時的な暴落を除いて価格は安定しているので、安定的に分配金を得て日々の家計のキャッシュフローを改善したいという人向けの商品であることがわかります。
分配金の利回りをあげたい場合には、市場の暴落時にまとめて購入したり、全体の市況が悪く価格が下がっている時に買うといいですね。
PFFの直近の分配金は以下のとおり。
年 | 分配金(ドル) |
2022 | 1.8349 |
2021 | 1.7555 |
2020 | 1.8457 |
2019 | 1.9976 |
ここ数年は2ドル前後で推移しています。
価格が30ドルから40ドルの間なので、分配金利回りは5%〜6.7%ということになります。
PFFDのチャート、利回りの推移
PFFDのチャートをみると、価格は18ドルから26ドルの間で推移しています。
2020年のコロナショック時は16ドル付近まで下がっていて、そこが設定来の最安値になっています。
まだ設定日から日が浅いため、どのあたりがレンジになるのかははっきりと分からないですが、16〜20ドルの間の価格であれば十分に高分配が期待できそうです。
PFFDもPFFと同様、安定して分配金を得たいという方向けの投資商品です。
PFFDの直近の分配金は以下のとおり。
年 | 分配金(ドル) |
2022 | 1.2840 |
2021 | 1.3123 |
2020 | 1.3350 |
2019 | 1.3711 |
PFFDは設定されて間もないETFですが、分配金は1.3ドル前後となっています。
価格が18ドルから26ドルの間なので、分配金利回りは5%〜7.5%ということになります。
投資するならPFFDが優位?
PFFとPFFDを比較すると、少しだけですがPFFDの方が分配金が高く経費率が低いため、投資の優位性があります。
ただし、PFFDが設定されて間もないという点を考えると、まだまだ下振れする可能性も否定できないので、少しリスクが高いかもしれません。その点を加味して、どちらに投資するいかを判断していくと良いですね。
毎月分配は本当に嬉しい!
どっちも買っちゃおうかな(^^)
日々のキャッシュフローを改善したいという方は投資対象として検討してみてください!
ではまたっ!
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