くら寿司(2695)が優待再導入発表で大幅上昇も、個人投資家大激怒!?

投資

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2025年2月19日、くら寿司株式会社(2695)は、株主優待制度の再導入を発表株主優待制度の再導入に関するお知らせ)。

昨年12月11日には、株主優待制度の廃止を発表していましたが(株主優待制度の廃止に関するお知らせ)、一転して再導入する形となりました。

優待廃止発表で約3,900円から約2,500円まで大暴落した株価は、発表後2日で約3,200円へと回復しており、大きな注目を集めています。

株主優待制度再導入の詳細

新たな優待制度では、毎年4月末日時点の株主名簿に記載された株主を対象とし、保有株数に応じて以下の食事券が贈呈されます。

  • 100株~199株:2,500円分
  • 200株~399株:5,000円分
  • 400株~999株:10,000円分
  • 1,000株以上:20,000円分

贈呈時期は毎年7月上旬とされており、従来の割引券から食事券へと変更され、より利用しやすい形態となっています。

以前は1000円の利用ごとに500円分利用できる割引券が贈呈されていましたが、今後は紙の食事券となって導入後の方が優待内容が改善されたこともあり、発表翌日の2月20日の取引ではストップ高となりました。

株主優待廃止から再導入までの経緯

2024年12月11日、くら寿司は「配当を含めた株主の皆様への公平な利益還元のあり方という観点から、慎重に協議した結果」として、株主優待制度の廃止を発表しました。

この発表後、翌日の株価は前日比15.78%の急落を記録し、投資家に大きな衝撃を与えました。

しかし、多くの株主から優待制度の再開を求める声が寄せられたことを受け、同社は再度協議を行い、約3ヶ月後の2025年2月19日に優待制度の再導入を決定しました。この迅速な方針転換は、株主の意見を重視した結果とされています。

相続税対策との関連性

一部の投資家や市場関係者の間では、今回の優待廃止と再導入が相続税対策の一環ではないかとの憶測が広がっています。

具体的には、優待廃止による株価下落時に特定の関係者が株式を買い増し、その後の優待再導入で株価を上昇させることで、相続税評価額を低く抑える手法が疑われています。

しかし、これらはあくまで推測の域を出ておらず、確たる証拠は示されていません。

投資家の反応と市場の動向

今回の再導入に対する投資家の反応は多様で、「優待再導入は嬉しいが、短期間での方針転換に不信感を抱く」とネガティブであったり、「株主の声を反映した柔軟な対応として評価する」とポジティブなものもあります。

市場では、再導入発表直後に株価が急騰し、投資家の関心の高さが伺えますが、短期間での方針転換に対する懸念もあり、今後の動向については慎重な見方も存在します。

今後の展望と投資判断

くら寿司の株主優待再導入は、短期的には株価上昇の要因となりましたが、長期的な投資判断には注意が必要です。頻繁な方針転換は企業の信頼性に影響を与える可能性があり、投資家は企業の財務状況や市場環境を総合的に判断することが求められます。また、相続税対策の疑惑についても、今後の情報開示や第三者の分析を待つ必要があります。

私自身は今回の成り行きについて非常にネガティブに考えています。

優待廃止で損失を被った個人投資家も多くいたでしょうし、相続税対策の噂もあって信用に値しない会社だと判断せざるを得ません。

株主を裏切るような(株主を馬鹿にした)会社には投資をする気になりませんし、私は二度とくら寿司を利用することもないでしょう。それくらいネガティブです。

 

まとめ

くら寿司の株主優待再導入は、多くの投資家にとって関心の高いトピックとなっています。しかし、その背景や意図については不明確な点も多く、投資判断を行う際には慎重な姿勢が求められます。今後も企業の動向や市場の反応を注視し、適切な情報収集と分析を行うことが重要です。

 

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※この記事は、私個人の見解を示すものに過ぎません。株式投資は、様々なリスクを正しく認識した上で、あなた自身の判断と責任に基づいて行なってください。

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