【SBI版SCHD】楽天証券との違いは?当初募集額は596億円超に!

投資

 

こんにちは、だいちゃそ(@daichiblog▶️プロフィールはこちら)です。

以前、楽天版SCHDの記事(配当利回り3.5%のSCHDとVYMの違いとは?楽天証券で高配当ETFを選ぶポイント【増配率に注目】)を書きましたが、SBIでも同様の商品が登場しました。

その名も「SBIS・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)

この記事では、楽天版SCHDと比較しつつ、どのように投資をしていくべきか検討してい期待と思います。

 

楽天証券とSBI証券の比較

楽天証券とSBI証券は、米国の「シュワブ・米国配当株式ETFSCHD」への投資を目的とした投資信託を提供しています。これらのファンドは、米国の高配当利回り銘柄に投資し、配当収益の確保や中長期的な値上がり益の獲得を目指しています。

現在の利回りは約3.5%ですが、平均的な増配率は11%超えで、持てば持つほど利回りが上がっていく中長期投資向きの商品です。

新NISAの成長投資枠(年間最大240万円)で投資可能となっています。

項目 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)
設定日 2024年9月27日 2024年12月20日
信託報酬(実質的な負担) 年率0.192%(税込)程度 年率0.1238%(税込)程度
決算頻度 年4回 年4回
分配月 3月、6月、9月、12月 1月、4月、7月、10月
為替ヘッジ なし なし

信託報酬(運用管理費用)には差異があり、SBI証券のファンドの方が低コストとなっています。

どちらを選ぶべきかは以下の条件から検討してみると良いかもしれません。

  1. コストを最優先 → SBI証券
  2. 分配月の好み → 分配タイミングに合わせて選択
  3. 証券会社の使い勝手 → 既存口座の証券会社を選択

 

当初募集額は596億円に

楽天版SCHDの販売開始時にも、募集額が増加が大きな話題となっていましたが、SBI版SCHDでも過去最大規模の募集額となりました。

14日間の募集期間で596億円を超える申込みを集めたことは、ネット証券専用ファンドとして過去最大の設定額となり、投資家の高い関心を示しています。

その要因として、以下の点が挙げられます。

  • 低コストの実現:米国のSCHDを主要投資対象としており、実質的な信託報酬が年率0.1238%程度と、同種のファンドの中でも最低水準を実現しています。
  • 高配当株への投資ニーズ:高配当銘柄への関心が高まっており、SCHDへの投資は、中長期で安定した配当収入を求める投資家にとって魅力的です。
  • SBI証券の顧客基盤:SBI証券は、国内最大級のオンライン証券会社として、多くの個人投資家に支持されています。同社の顧客基盤と信頼性が、短期間での大規模な資金集積に寄与したと考えられます。

さらに、12営業日で900億円を突破し、その注目度の高さがよくわかります(「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」の純資産は設定から12営業日で900億円突破)。

 

SCHDは投資対象になる?

資産の最大化を目指すのであればオルカンやS&P500に投資するのがベストですが、分配金を得て日々のキャッシュフローを改善したいのであればSCHDも投資対象となります。

つまり、インデックス投資は、再投資時に新NISAの枠を使わなくて済むので資産の最大化に向いていて、SCHDを分配型とする場合はその分配金が非課税(ただし、外国税10%は課税されて分配される)なので、分配金受け取りによるキャッシュフロー改善に向いています。

新NISAを活用するなら、資産形成初期では資産の最大化を目指してオルカンやS&P500を中心とした投資をし、資産形成中期では少しずつ分配型の割合を増やし、資産形成後期に向けて割合を増やしていくという戦略もありだと思います。

どういう戦略を取るかは、現在の資産額や目標とする資産額、資産形成までの時間軸、月々の入金力など人それぞれなので、自分の戦略にあった投資をしていく必要があります。

あなたはどんな戦略を取りますか?

ではまたっ!

 

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※この記事は、私個人の見解を示すものに過ぎません。株式投資は、様々なリスクを正しく認識した上で、あなた自身の判断と責任に基づいて行なってください。

 

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