こんにちは、だいちゃそです。
先日、このようなニュースが流れてきました。
インテルが最終損益2400億円の赤字を出し、第4四半期から従業員の15%以上を削減と配当停止を発表したことに伴うものです。
26%暴落は1984年以来の下落率
発表を受けてインテルの株価は時間外取引で一時約20%下落。結局2日の取引では約26%の暴落となりました。
この下落率は1984年以来の下落率です。
アメリカは日本株のようにストップ安がないので、1日にして4分の1の資産が吹っ飛ぶことになります。
インテルはAIチップ市場で出遅れが目立っており、今年に入って株価は年初の50ドルから約60%下落しています。
「インテルショック」とも言われ始めており、半導体セクター全体へのマイナスの影響もありそうです。
個別株投資の難しさ
Windowsの半導体といえば「Intel入ってる?」というワードのとおりインテルが当たり前でITバブルの頃に輝いていた企業でしたが、誰がこの衰退を予想したでしょうか。
アメリカの産業を牽引してきた大企業がこうして衰退していくことで、新陳代謝が行われさらに産業が発展していく。残酷ですがこれがアメリカが世界の産業を引っ張っていく所以でもありそうです。
今回のインテルの急落により、半導体事業の競合他社が優位に立つ状況が浮き彫りとなりましたが、NVIDIAもいずれはIntelのような未来を辿るかもしれません。
こうした不安感もあって、上昇を続ける半導体セクターに大きく水を差すような出来事となる可能性もあります。
キャピタルを狙った個別株投資は、インデックス投資や高配当株投資よりも値幅を大きく取れるという夢がある一方で、今回のインテルのように下落してしまった場合、元に戻ってくるという保証はありません。
これが個別株投資の難しいところです。
実はアマゾンも9%下落
インテルのニュースに隠れていますが、2日の取引ではアマゾンも約9%下落しました。
四半期決算と予想が外れてしまったことが原因で、ナスダックも7月終値の高値から10%以上下落。景気低迷の中で割高への懸念が強まり、株価の調整局面に入っているようです。
このような調整局面に入った時にやることは、とにかくコツコツと安いところを拾う意識を持つことです。
直近の調整局面といえば2022年の1年間がありました。
この1年間はとても厳しい1年で、コツコツと買い付けても資産が増えないという時期でした。
しかし、2023年に入ってからの上昇により2022年に買い付けた分が大きく利益を出してくれました。
おそらくこれからこのような調整局面に入ると思われますが、しっかりと我慢して次の上昇に備えましょう。
ではまたっ!