ねぇねぇ、
投資信託とETFってどう違うの?
どちらも分散投資ができるんだけど、
大きな違いがあるよ!
ETFって、種類がたくさんあってよく分からないな〜
どれも同じに見えちゃうよね。笑
だいちゃそのオススメのETF教えて〜
投資を始めるとこういう疑問が出てきますよね。
今回は、人気のETFについて簡単に説明していきます。
投資信託とETFの違い
投資信託(mutual fund)とETF(exchange-traded fund)は、どちらも複数の資産にまとめて投資することができる金融商品です。
大きな違いは、上場しているかしていないか。
それぞれの商品には異なる特徴があるので、投資目的やリスク許容度に合わせて商品を選択する必要があります。
投資信託とETFの主な違いは以下のとおりです。
【運用方式の違い】
投資信託は、運用会社が運用する資産の中から、投資目的に合ったファンドを選択します。
運用会社は、ファンドの中で複数の資産を運用し、その運用成果に応じて利益が分配され、分配金は自動的に再投資されます。
少額(100円)から投資できます。
ETFは、株式市場で取引される上場投資信託です。
ETFの取引方法は、株式と同じく、証券会社を通じて売買することができます。
年4回や毎月の分配金があり、それぞれのETFの価格で購入します。
【価格の違い】
投資信託は、1口あたりの価格がその時点での資産総額に基づいて決定されます。そのため、1口あたりの価格が毎日変動します。
ETFは、株式市場での需給による市場価格で取引されるため、ETFの価格は常に変動します。
【手数料の違い】
投資信託には、運用手数料や販売手数料、信託報酬などの手数料がかかりますが、一般的にはETFの方が経費としては安くなっています。
ETFは、経費率は投資信託よりも低い傾向にありますが、証券会社によっては売買時に手数料がかかります。
【取引時間の違い】
投資信託は、基本的には1日1回、決算時刻に株価が確定し、価格が決まります。
ETFは株式市場で取引されるため、株式市場が開いている時間帯であれば、いつでもリアルタイムで取引が可能です。
投資信託とETFって
こんな違いがあるんだね!
違いを知って、自分のスタンスに応じて投資するのが大事だね!
おすすめETF 17選
ここからは、代表的な次のETFを紹介していきます。
・カバードコールETF(XYLD・QYLD)
・インデックス型ETF(VT・VTI・VOO・QQQ)
・優先株式ETF(PFF・PFFD)
・債券ETF(BND・AGG・TLT・LQD・HYG・JNK)
高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)
この3つのETFは、運用する会社が違いますが、高配当利回りを持つ米国株式に投資することを目的としたETFです。
米国の高配当企業で構成されたETFなので、3%〜6%と分配利回りが高く、投資家に人気のETFです。
それぞれの特徴は次のとおりです。
VYM
VYMは、バンガード社が発行するETFです。
- 運用費用率0.06%と低コスト
- 利回り:約3%
- 高配当かつ業績が安定した大企業・中小企業約400銘柄に分散投資
- 消費財、エネルギー、医療、情報技術、公益事業など様々なセクターに分散投資
HDV
HDVは、ブラックロック社が発行するETFです。
- 運用費用率0.08%と低コスト
- 利回り:約4%
- 消費財、ヘルスケア、エネルギーなどの守備的セクターにも分散投資を行っている
- S&P 500銘柄から高配当利回りで業績が安定した約75銘柄に分散投資
SPYD
SPYDは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社が発行するETFです。
- 運用費用率0.07%と低コスト
- 利回り:約5.5%
- S&P 500銘柄から高配当利回りを持つ約80銘柄を選別して投資
- 金融・不動産などのセクターにも分散投資
利回りならSPYD、長期で安定ならVYM・HDVが良さそう!
どれもは投資家の間では大人気だから、
自分の好きなものを持っておくといいよ!
カバードコールETF(XYLD・QYLD)
カバードコール戦略は、株価変動リスクを軽減するため、コールオプション(売りオプション)を活用するものです。
株価上昇による利益は大きく見込めないものの、毎月分配金があるので人気です。
分配金の利回りは10%を超えているので、ポートフォリオの一部に組み込んでおけば、毎月分配の恩恵を受けることができます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
・経費率が高い(約0.6%)
XYLD(S&P500)
XYLDは、グローバルX社が運用するS&P500に連動したETFです。
S&P500(S&P500種指数)とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している株価指数で、ニューヨーク証券取引所やナスダックの約500銘柄を時価総額で加重平均し指数化したものです。
XYLDの現物にあたるのが、
VOOなんだ!
QYLD(ナスダック100)
QYLDは、ナスダック100に連動したETFです。
「ナスダック100」は、ナスダック市場に上場する金融セクターを除く時価総額上位100銘柄の時価総額を加重平均して算出された指数です。
ちなみに、ナスダック市場は新興企業向け市場で、アップル、アルファベット(グーグル)、アマゾン、マイクロソフトなどハイテク株が中心となっています。
QYLDの現物が
QQQってことだね!
インデックス型ETF(VT・VTI・VOO・QQQ)
インデックス型ETFは、特定の株価指数などをベンチマークとするものです。
全世界株式指数や米国S&P500に連動するETFがあり、値上がり益(キャピタルゲイン)を狙いつつ、分配金(インカムゲイン)も受け取ることができます。
分配金は少なめですが、指数の上昇に伴ってETFの価格も上昇するので、大きな利益を取ることができるのが特徴です。
・VT(全世界株式指数)
VTは、バンガード社が提供するETFで、先進国や新興国市場を含む全世界に分散投資が可能です。
- 全世界47カ国、8000を超える銘柄に分散投資
- 経費率:0.08%
- 利回り:約1.2%
- テクノロジー、金融など幅広いセクターで構成
- 上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アルファベット、テスラなどアメリカ株が占める
・VTI(米国総合指数)
VTIは、バンガード社が提供するETFで、米国株式市場全体(米国総合指数)をベンチマークとしています。
- 米国市場の約4000銘柄に分散投資
- 経費率:0.03%
- 利回り:約1.5%
- 上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、エヌビディアなどで、情報技術が約30%と多くの割合を占める。
・VOO(米国S&P500)
VOOは、バンガード社が提供するETFで、米国の代表的な企業500社で構成されるS&P500をベンチマークでとしています。
- 米国の大型企業約500銘柄に分散投資
- 経費率:0.03%
- 利回り:約1.5%
- 上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾンなど巨大IT企業が中心。
ちなみに、ステートストリート社のSPY、ブラックロック社のIVVも同じくS&P500に連動するETFです。
・QQQ(NASDAQ100)
QQQは、インベスコ社が提供するETFで、ナスダック100指数をベンチマークとしています。
- 米国の新興企業約100銘柄に分散投資
- 経費率:0.2%
- 利回り:約0.7%
- 上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、テスラ、グーグルなど巨大IT企業が中心。
指数連動型はキャピタルをメインで狙っていく感じだね!
少しだけど分配金もあるのが嬉しいね!
プレミアムインカムETF
プレミアムインカムETFは、JPモルガン社が運営し、米国株式の現物とオプションを活用する戦略をとるETFです。
値上がり益(キャピタルゲイン)を追求すると同時に、インカムを獲得して収益分配を目指し、毎月分配金があるのが魅力となっています。
・JEPI(S&P500)
・JEPQ(NASDAQ100)
この2つがありますが、いずれも経費率は0.35%で、
毎月分配利回りは10%前後となっています。
毎月分配の高配当は嬉しいね!
分配金をもらいつつキャピタルゲインも狙えるといいな〜
優先株式ETF(PFF・PFFD)
優先株式は、一般の株式に比べて配当金を優先的に受け取ることができる株式です。
債券に近い性質で、配当金支払いの安定が期待できます。
こうした優先株式に投資するETFとしては、
ブラックロック社のPFF
グローバルエックス社のPFFD
があります。
経費率は、PFFが0.46%、PFFDが0.23%
毎月分配で利回りはどちらも5〜6%となっています。
ただし、優先株式は債券に近い性質を持つので、値動きが少なくキャピタルゲインには期待できない点は注意が必要です。
高配当を安定的にもらいたい人向けかな!
利回りのいい時に買うのがいいかもね!
債券ETF
・BND・AGG(米国総合債券ETF)
この2つは米国の債券ETFです。
債券ETFは債券市場に投資するため、利息収入が主な収益源となります。
株式ETFに比べて比較的安定した収益が期待できます。
株式と逆相関になりやすく、暴落時のリスクヘッジになります。
BNDはバンガード社が、AGGはブラックロック社が運用する債券ETFで、米国の債券市場全体に分散投資をすることができます。
経費率は0.03%
利回りは約2〜3%
となっています。
・TLT(長期国債ETF)
TLTは、長期の米国債券20年超に投資するETFです。
経費率は0.15%
毎月分配で利回りは約2.5〜3%
となっています。
長期国債のため、BNDやAGGよりも利回りが高くなって値動きは荒くなるので、インカムゲイン・キャピタルゲインの両方が狙えるというのがTLTの特徴となっています。
株式上昇局面で購入してインカムゲインを増やしつつ、株式下落局面で売却することでキャピタルゲインも狙うことができます。
LQD
LQDは、1600以上の投資適格社債に分散投資できるETFです。
HYGやJNKよりは安全性の高い社債に投資することができます。
経費率は0.14%
毎月分配で利回りは約4%
となっています。
HYG
HYGは、約1000銘柄のハイイールド債(ジャンク債)で構成されるETFです。
ハイイールド社債はリスクのある社債で、信用格付けが低いため高利回りとなっています。
経費率は0.49%、
毎月分配で配当金は約6%
となっています。
JNK
JNKは、HYG同様にハイイールド債を扱うETFです。
経費率は0.4%、
毎月分配で分配金は約6.5%
となっています。
低リスクから高リスクまで色々あるね!
リスクを理解して投資することが大事だね!
おまけ:米国セクターETF
・VGT(情報技術)
・VCR(一般消費財)
・VOX(通信)
・VDC(生活必需品)
・VHT(ヘルスケア)
・VPU(公益)
・VIS(資本財)
・VDE(エネルギー)
・VFH(金融)
・VAW(素材)
これらは米国のセクター別に構成された株式ETFです。
特定の業種に特化しているため業種リスクはありますが、業種の市場動向が分かるため、市場のトレンドを追うことができます。
私もETF買ってみる!
自分のリスク許容度に合わせて選んでみてね!
ではまたっ!