こんにちは、だいちゃそ(▶️プロフィールはこちら)です。
仕事が忙しすぎて時間がない…
全部やらないといけないけど全然こなせないよ…
今日も残業だ…
もしかしてあなたもこのような状態に陥っていませんか?
今回は、2014年に発売されてからいまなおビジネスマン必読書といわれるこちらの本を紹介していきます。
- 著 者:グレッグ・マキューン(著)高橋 璃子(訳)
- 出版社:かんき出版
- 発売日:2014年11月19日
この記事では、エッセンシャル思考とは何かを説明したあと、見極める技術・捨てる技術・仕組み化の技術のポイントを解説していきます!
ブロガー仲間のいっちゃん(@ichigo_ichi_a)も記事を書いていたのでご紹介!
この記事とはまた違ったポイントが取り上げられていてタメになるし、分かりやすいのでぜひ読んでみてください!
エッセンシャル思考とは何か?
エッセンシャル思考は、一言で言えば、99%の無駄を捨て1%に集中する方法です。
「より少なく、しかしより良く」という考え方のもと、積極的にやらないことを決めて決めたことだけに集中するのです。
エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の違い
考え方の違い
エッセンシャル思考の人は、本質的なことを見極め、「より少なく、しかしより良く」と考えます。
これに対し、非エッセンシャル思考の人は、どれも大事なことだと考え、「みんな・すべて」と考えます。
行動の違い
エッセンシャル思考の人は、大事なこと以外は断り、やることを計画的に減らします。
これに対し、非エッセンシャル思考の人は、反射的に「やります」と言い、やることをでたらめに増やします。
結果の違い
このような考え方と行動の結果、エッセンシャル思考の人は、量は少ないけれども質の高い仕事を自分で選んでコントロールして進めていくので、充実感が残ります。
これに対し、非エッセンシャル思考の人は、何もかもが中途半端になり、他人や仕事に振り回されていると感じて疲弊するため、無力感しか残りません。
大多数のものは無価値である
パレートの法則
エッセンシャル思考は、パレートの法則に基づいた本質的な考え方です。
パレートの法則は80対20の法則と言われ、成果の80%は努力の20%によって生まれているというものです。
たとえば、会社の利益の8割は2割の社員が生み出す、仕事の成果の8割は2割の業務時間が生み出すと考えます。
成功のパラドックス
パレートの法則に従えば、本質的な少数のものに集中すればいいはずです。
しかし、優秀な人ほど次のような成功のパラドックスに陥ってしまい、非エッセンシャル思考となってしまいます。
-
- 優秀な人は、成功するために努力をして成果を出す。
- 成功した結果「頼れる人」となり、たくさんの仕事を振られる。
- やることが多すぎて、時間とエネルギーが拡散され、すべてが中途半端になる。
- 本当にやるべきことができなくなる。
エッセンシャル思考とミニマリズム
このエッセンシャル思考ですが、その考え方はまさしくミニマリズムです。
ミニマリストは、不要なモノを捨て、自分にとって本当に必要なモノしか持ちません。
ミニマリストになる理由として、決断の回数を減らしてより本質的なものに集中したい、という考えがあります。
エッセンシャル思考は、仕事や情報のミニマリズムといえるでしょう。
見極める技術
パレートの法則に従えば80%のものは意味のないものですが、それを見極めるのは難しいです。
なぜなら、IT技術の発展で、わたしたちには膨大な情報と選択肢が与えられているからです。
本書では、次の5つの見極める方法が紹介されています。
-
- じっくりと考える余裕
- 情報を集める時間
- 遊び心
- 十分な睡眠
- 何を選ぶかという厳密な基準
「絶対にイエスだと言い切れないなら、それはすなわちノーである」
何か選択肢に迷った際は、この判断基準を頼りに、自分にとって必要なものかどうかを選択すると良い結果となるかもしれません。
ちなみに、ミニマリストがモノを捨てる際の基準も同じです。
自分にとって本当に必要なモノ以外は持つ必要がないと考えるので、絶対に持っておきたいと言い切れないなら、それは捨てるべきモノということになります。
この「見極める」が一番難しいですが、思い切りが大事です!
一旦、厳しい基準を設けてみるといいですね!
捨てる技術
古い洋服をいざ捨てようとすると、「やっぱりもったいない」という気持ちになってしまったことはありませんか?
同じように、仕事や情報でいらないもの選択できたとしても、それを「捨てる」ことができなければ、選択した意味はありません。
本書では、次の5つの捨てる方法が紹介されています。
-
- 目標を明確にする
- 上手に断る
- 過去の損失を切り捨てる
- 余剰を削り、本質を引き出す
- 境界線を引く
仕事で避けなければならないのは、「なんでも屋」だと思われることです。
次のような断り方を使って、上手に断っていきましょう。
- とりえあえず黙る
- 代替案を出す
- 予定を確認して折り返します
- 自動返信メール
- どの仕事を後まわしにしますか
- 冗談めかして断る
- 肯定を使って否定する
- 別の人を紹介する
この「捨てる」ことこそがこのエッセンシャル思考を行動化するものです。
きっぱりと捨てるようにしましょう!
仕組み化の技術
一度は捨てることに成功しても、また元のぐちゃぐちゃな状態に戻ってしまっては意味がありません。
そこで、選ぶ・捨てるを「仕組み化」する必要があります。
本書では、次の6つの仕組み化の方法が紹介されています。
-
- 最悪の事態を想定する
- 成果を生まない努力をやめる
- 小さな一歩を積み重ねる
- 習慣化する
- 「今、何が重要か」を考える
- 本質を知り、本質を生きる
あなたの人生において、最も重要なことは何ですか?
仕事?お金?家族?健康?
エッセンシャル思考は単なる仕事術ではなく、人生観そのものに直結する考え方です。
あなたの人生観を深めることで、仕組み化は意外と簡単にできるかもしれません。
エッセンシャル思考の目的は、世間的な成功を手に入れることではない。人生に意味と目的を見いだし、本当に重要なことを成しとげることだ。将来自分の人生を振り返ったとき、どこにでもありそうな達成リストが並んでいるよりは、自分にとって本当に意味のあることをひとつ達成したと確信できるほうがいい。
エッセンシャル思考を中心に据える、というのが最も大事です!
モノ、情報、仕事を減らして、本質に目を向けるようにしましょう!
まとめ
エッセンシャル思考によって情報や仕事を最小限にできれば、エネルギーを少ないことだけに割けるため、必ず良い結果が得られます。
自分にとって必要な本質的なことに集中するというのは素晴らしいことです。
あなたも本書を読んで、エッセンシャル思考を身につけて人生をより豊かなものにしていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
この記事があなたにとって少しでも役に立てば幸いです✨
ではまたっ!
コメント
[…] 限られた時間とエネルギーをどう使うべきか、これはエッセンシャル思考(書評はこちら▶️【書評】エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする)にも通じるところがあります。 […]